前回からのつづき

BRUTUS BLENDは最初全くイメージできなくて困った。

毎回違うテーマで作られる雑誌を、ひとつのブレンドで表すってどういうことなんだろう。とか。

全然アイデアも浮かばないので気分も乗らない。

今回の企画的にも、変にお茶濁すようなブレンドなら作らない方が良い気もするし。

そうこうしてるうちに、前述した「BRUTUS」がアニメのキャラクターから来ていること、雑誌「POPEYE」と「Olive」もアニメ「ポパイ」でつながっていることを知り盛り上がり、これでいけそうだとなった。

僕の場合は自分が盛り上がれるかがブレンド作りのキモのようだ。

ブレンドって何かをコーヒーで表現するようなものだと思うので、うまく伝えたいことが固まらないとなかなか上手くいかない。

以前、デザインの仕事をされている方から、「マウントコーヒーのブレンド作りはデザインすることと同じですね」と言われたことがある。

一つのコンセプトがあって、そこから車や店舗をデザインして作りあげていく作業とブレンド作りが似ているとその人は感じたらしい。

なるほど、そういわれれば確かにそんな気がする。

ちなみに僕はブレンドってメディアっぽいところがあるな思う。

メディアって、「情報伝達を媒介する手段」とか「情報伝達の媒介者」とかいう意味がある。

まさにブレンドという感じがする。

つづく

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